巨人・吉川尚輝内野手(26)が6日の阪神戦(甲子園)で、今季初安打をマークした。
ようやくスコアボードに「H」ランプを点灯させた。5回の2打席目の初球、相手先発・西勇が投じた高めのシュートを中前へ運んだ。これが吉川にとって開幕から17打席目。なかなか打棒が上向かず、この日の試合前の練習では原監督から直々に助言を送られる姿も見られた。
昨季は二塁レギュラーの座をほぼ手中にしたが、今季の開幕スタメンは若林に奪われた。その好調だった若林は現在、新型コロナウイルスに感染し、療養中の身となっている。チームの緊急事態を救う上でも、自身の存在を示すためにも、走攻守でアピールは欠かせない。この一打が再浮上のキッカケとなるのか――。