NEXCO西日本、AIの画像処理技術を活用した道路情報収集・提供開始

道路情報を24時間体制で収集・提供するNEXCO西日本は2日、新たにAI画像処理技術を活用した道路情報の収集・提供に取り組むと発表した。1日より山陽自動車道の河内ICから広島ICまでの間で先行運用する。

道路情報は従来、管制センターのスタッフがユーザーからの通報などを受けてカメラ映像を目視確認し、事故や落下物などの異常事象を認知し、道路情報板やハイウェイラジオ等を通してユーザーに提供する。また、車両感知器やプローブデータにより渋滞を自動検知し、渋滞長や所要時間情報を提供していた。今回新たにAI画像処理技術を活用して自動化し、検知結果を人間がチェックする仕組みとすることで、情報提供の半自動化を行う。

道路情報収集や
提供の流れ

今回の画像処理システムは、高速道路上に設置されている既設カメラ映像を「AI画像処理装置」に接続して行う。車両停止、落下物、渋滞を検知した場合は、道路管制センターのスタッフに通知するという流れだ。

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