3月の宿泊稼働指数 長崎県43.1、前月比5.1ポイント増

 九州経済調査協会(九経調、福岡市)は6日、ホテルや旅館など宿泊施設の3月の稼働状況を示す指数を発表し、長崎県は43.1で前月比5.1ポイント上昇した。前年同月は新型コロナウイルス感染拡大の影響で18.2と大きく落ち込んだため、前年同月比では24.9ポイント増となった。
 九州は36.9(前月比7.2ポイント増)、全国は33.2(同3.6ポイント増)。春休みや行楽シーズンで観光需要が喚起された地域があったとみられる。政府の緊急事態宣言下だった南関東や、感染再拡大がみられた近畿は前月から横ばいだった。
 九経調は、より現実の稼働状況に即した指数とするため、今回から指数の算出方法を見直した。空室データの取得期間を過去1年間から2年間とし、過去発表分もさかのぼって算出し直した。

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