シントトロイデンFW鈴木優磨が2得点で1部残留決定 今季17得点は欧州日本人最多得点記録を更新

鈴木優磨

延期されていたベルギーリーグ第31節が6日(日本時間7日)に行われ、シントトロイデンのFW鈴木優磨(24)が敵地のワースランドベベレン戦で2得点を挙げ、4―2で勝った。チームはこれで2試合を残して16位以上が確定し、来季の1部残留が決まった。

先発のピッチには鈴木のほかにDF橋岡大樹(21)とGKシュミット・ダニエル(29)の日本勢3人が立ったが、前半2分に先制点を許す苦しい展開。なかなか打開できない中で25分、相手選手が暴力行為で一発退場となって数的有利となった。

その6分後、左CKを鈴木が右足で合わせて同点。後半6分に橋岡のクロスから勝ち越しゴールが生まれると、28分には相手選手に2度目の警告が出てシントトロイデンは2人多い状況に。そこから1点ずつ取り合って迎えた40分、橋岡の右クロスを鈴木が冷静に決めて乱戦にケリをつけた。

これで鈴木は今季17得点目となり、得点ランキング3位に浮上。欧州主要リーグでの日本人最多得点記録も更新した。

ランキングは以下の通り。

①17点 鈴木優磨(ベルギー、シントトロイデン=2020―21年)

②16点 ハーフナー・マイク(オランダ、デンハーグ=15―16年)

③15点 岡崎慎司(ドイツ、マインツ=13―14年)

④13点 香川真司(ドイツ、ドルトムント=11―12年)

⑤12点 岡崎慎司(ドイツ、マインツ=14―15年)、鎌田大地(ドイツ、Eフランクフルト=18―19年)

※参考 16―17年の久保裕也はヤングボーイズ(スイス)で5点、シーズン途中で移籍したヘント(ベルギー)で11点の合計16点を挙げている。

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