松たか子、バツ3役は思っている以上に違和感なし!? 元夫役の岡田将生、角田晃広、松田龍平に囲まれて「幸せ」

フジテレビ系で4月13日スタートの連続ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(火曜午後9:00=関西テレビ制作)のリモート会見に、主演の松たか子をはじめ、共演の岡田将生、角田晃広、松田龍平が出席した。

本作は、坂元裕二氏による完全オリジナルストーリーで、3回結婚して3回離婚したバツ3の子持ち独身女性・大豆田とわ子(松)が、3人の元夫に振り回されながら日々奮闘する姿を描くコメディー。とわ子のことを忘れられない元夫として、最初の夫・田中八作を松田、2番目の夫・佐藤鹿太郎を角田、3番目の夫・中村慎森を岡田が演じる。

同系の連ドラ主演は2006年の「役者魂!」以来約15年ぶりとなる松は、「魅力的な人たちが出てくるドラマなので、1人でも多くの方に見てもらいたいです。人と関わるのを諦めない登場人物が多いので、事件も起こるけれど、ドラマもその分生まれる。パワーは使うけれど、元気になる感じもありながら会話をしている感じです。皆さん、面白い瞬間を見逃さない、面白くなりそうな空気を感じたらとことん行ってしまえという感じがあって、一緒にお芝居をやっていると楽しいですし、安心感もあるけれど緊張感もあります。頼りすぎないようにとは思いながらも、頼りにしています」と撮影の雰囲気を報告。

さらに、バツ3で元夫たちとも交流を持つ女性という独特な役柄だが「自分が思っている以上に違和感なく行動ができていて、セリフも素直に言えたり、やれたりするのはなぜだろうと思いながら、伸び伸びとやっています」と手応え十分の様子。離婚した3人の元夫たちはそれぞれ魅力的だそうで「こんな魅力的な人に囲まれて、『とわ子、何ぜいたくを言っているんだ』と嫌われそう(笑)。それくらい皆さん魅力的なので、とわ子も私も幸せです」と笑顔を見せた。

岡田は「役柄がどんどん自分の中に浸透していって、プライベートで会話している時なども口が悪くなってきたと思います。結構嫌われ役だと思っているので、それはそれでしっくりときています。合理的主義者だけど、かわいらしい部分もあるので、その点も楽しんで見てほしいです」とアピールしつつ、劇中で松による歌唱シーンがあることに触れて「松さんがお風呂で歌っているシーンの歌声が素晴らしくて、ずっと聞いていたいと思いました」と絶賛。それを受けて、当の松は「なくても支障のないシーンですけどね」と恐縮していた。

角田は「このメインキャストの中で『角田、大丈夫か?』と思われている方も安心してください(笑)。(器の小さい役なので)器の大きい男を演じるよりは、自分の中にスッと入ってくる役で不思議とやりやすかったです」とおどけつつ、「器の小さいのは悪いことではなくて、正しいことを言っている意識でやっています。間違ったことは言ってません。僕も、とわ子は大好きです。ミスやドジのある人だと親近感を覚えます」と共感を寄せる。

そして、とにかく女性にモテるキャラクターを演じる松田は「モテる役って…。どうやったらモテるのかを考えたけれど“とにかくモテる”と言われている役なので、考えるのをやめようと思いました。モテる定義を考えるのは難しいです」と悩みながらも、「八作は受け皿的な人で、自分から求めない。相手によって変わっていく。それは演じていて面白いです。会話の場でも、たまに言葉を挟んで場を安定させる感じがあって、そのキャラは面白いと思います」と気に入っているようだ。

また、結婚相手に求める条件を聞かれ、松が「どうしようもなくダメなところのある人。条件というか、そういう人と一緒にいた方がいいのかなと思います。人間誰しも間違はあるし、そんな人と間違えながら生きて行く方が楽しい」と完璧さを求めないという意外な返答に、角田は「最高です!」と喜び、岡田も「ダメなところを褒めてくださるのは希望!」と男性陣から称賛されていた。

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