女子プロレス「スターダム」の朱里(32)が、ワールド王者の林下詩美(22)にダメ出しだ。
10日の「シンデレラ・トーナメント」1回戦(東京・後楽園ホール)では、なつぽい(25)との「ドンナ・デル・モンド」同門対決が決まり「ワクワクしている。私は試合ではものすごく怖えから、覚悟しとけよ」と意気込みを語った。
トーナメント初制覇に向け、誰よりも気合が入る。横浜大会(4日)でジュリア(27)とタッグのゴッデス王座を奪取した直後、ワールド王座への挑戦を表明したからだ。朱里は「優勝して赤いベルト(ワールド王座)は私が手に入れます」と予告した上で「真っ赤なドレスを着て、いっぱいのバラとともに私の言葉をプレゼントしたい」と詩美を挑発した。
強さは認めつつも、王者に対しては憤りすら感じている。「今、赤いベルトが薄い存在になっている。それが本当に許せない。私は赤いベルトを取るためにスターダムに入団したのに。王者として何が必要なのか。強さだけじゃなくプラスアルファを出して、ベルトの価値を上げていかなければいけない」
朱里の言う「プラスアルファ」とは発信力で世間の注目を集めることで、詩美に一番欠けている点だと指摘する。ならば早々にベルトを奪うしかない。まずはトーナメントを制し、挑戦権を手にする。