出国目前の辛坊治郎氏ピシャリ「武漢ウイルスはダメなのに…イギリス型とかって言うのおかしくねーか」

語り尽くした辛坊治郎氏

ヨットでの太平洋横断再チャレンジのフリーキャスター・辛坊治郎氏(64)の遺言とは――。「残りの人生は自分の楽しみのために使いたい」という辛坊氏だが、日本の現状を憂いている。このままでいいのか。前日の予言編に続き、遺言編でも新型コロナウイルスについて自身の考えを“大放言”した。

【予言できない変異型ウイルス】

コロナの変異に関しては、確かに注意は必要です。数十年のレベルで見たときに、この種のウイルスは弱毒化していきます。それは明らかなんです。感染力が全く同じで重篤化しやすいウイルスと、軽症で済むウイルス、両方あったとします。どっちが生き残るかというと、軽症の方が必ず生き残ります。当たり前の話で、重症化するウイルスは感染先がどんどん死んでいきますから。広がらないんです。

だから弱いウイルスの方が必ず広がっていく。同じ感染力でスタートしても最後に生き残るのは弱い方なんで。数十年という時間軸で見たとき、この種のウイルスはだんだん弱くなっていきます。だけど怖いのは、数年レベルで見た時には、突然変異でものすごく重篤化しやすく、なおかつ強烈に感染力が強いウイルスというのが生まれる可能性もありますから。これは誰にも予想がつかない。これが予想できるとしたら、未来のことを知ってる神様だけ。どんな専門家も正しいことは絶対に言えない。

だから大切なのは、観察することなんです。1年前から言ってるんだけど「定点観測しようよ」と。イギリスなんかは、ちゃんとやってるんで変異ウイルスをいち早く見つけたんだけど。でも、あの報道もひどくてね。日本で「イギリスで変異ウイルスが見つかりました。社会の脅威です」と散々報道されたけど、その後イギリスはヨーロッパの中では珍しいくらいに感染収束したからね。何なんだよ、イギリス型ウイルスって。

そもそもよ。この新型コロナに関して「中国発」だとか、一番最初「武漢ウイルス」って言って叩かれたんで言わなくなったんだけど。中国以外だったら平気でブラジル型とか南アフリカ型とかイギリス型って言うのをおかしくねーか、これ(笑い)。過剰な中国配慮以外の何ものでもないだろ?

あの時に「中国型とは言ってはいけません」と言った人たちはどうすんだよ、それ。と、僕は思います。どうですか?

☆しんぼう・じろう 1956年4月11日生まれ。鳥取県出身。早稲田大学卒業後の1980年、読売テレビにアナウンサーとして入社。「ズームイン!!朝!」「たかじんのそこまで言って委員会」などに出演。2010年に同局を退社しフリーに。13年、全盲のセーラー岩本光弘氏とヨットで太平洋横断にチャレンジするもクジラの群れと衝突。救命いかだで漂流し、海上自衛隊に救助された。ニッポン放送のラジオ番組「辛抱治郎ズーム そこまで言うか!」は一時休演。

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