東芝、利益相反で社長抜きに説明

買収提案検討の経過、取締役会に

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 英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズからの買収提案を検討する東芝の社内チームは、車谷暢昭社長に途中経過を説明せず、取締役会に経過や検討結果を直接報告する方針であることが9日、分かった。車谷氏は2017年から18年までCVC日本法人会長を務めており、利益相反を排除する。東芝は「検討には相応の時間を要し、複雑性を伴う」との永山治取締役会議長のコメントを同日発表した。

 検討チームは社外取締役らで構成、CVCとの交渉も担う。車谷氏は9日の取材で、検討チーム員を除く執行役に途中経過の情報は入らないと説明した。「取締役がきちんと判断するのが筋だ」と話した。