新潟県新型コロナウイルス感染症対策本部が感染防止策の徹底を呼びかけ、飲食店を見回り

新潟県の新型コロナウイルス感染症対策本部は9日午後、新潟市内の繁華街の飲食店に対し、新潟市と共同で営業に伴う感染防止対策の徹底を呼び掛けるための見回りを始めた。

新潟市内を中心に、飲食店関連の感染が増加していることを受け、見回りを始めたもの。初日にあたる9日は新潟駅周辺の万代口と南口エリアの飲食店を対象に、新潟県と新潟市の職員が三班に分かれて30店舗を目安に巡回。弁天マスク着用、手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保、換気等の感染防止対策の実施状況を確認し、徹底を呼びかけた。

一方、新潟県と新潟市は4月10日から5月9日まで、「飲食店に対する見回り」と合わせて、新潟市中央区内の飲食店の従業員を対象に無料のPCR検査(ドライブスルー方式)も行うという。対象は、中央区内で営業している飲食店のうち、「概ね9時以降営業をしている(特に深夜営業している)」「酒類の提供をしている」「接待を伴う(バー、キャバレー、スナック)」に当てはまる店舗の従業員となる。

ただ、連日検討している飲食店に対する時短の要請については、人口10万人あたりの感染者数が10人を突破して増えている状態ではないことに加え、感染経路不明の感染者数も30〜50%程度に止まっていることから、9日も見送られた。

徹底を呼びかける様子

感染者の推移(判明日ベース)

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