フランス、地域言語保護へ前進

異例の議員立法達成

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フランスの地域言語の保護を訴えるデモで、横断幕を広げる参加者ら=2019年11月、パリ(共同)

 【パリ共同】フランス上下院は10日までに、話者の減少で消滅の恐れのある国内地域言語の保護に関する議員提出の法改正案を賛成多数で可決し、成立が決まった。フランス語中心主義が強い同国では異例の立法達成。教育環境の改善を図る上で成果は限定的だが、言語継承の取り組みにとって前進となる。西部のウエスト・フランス紙は「歴史的」と伝えた。

 かつてフランスでは西部のブルトン(ブルターニュ)語や南西部のバスク語、南部のオック語などフランス語とは異なる言語が地域の現地語だった。しかし近代以降の国民教育や中央集権化でフランス語が普及している。