【WWEレッスルマニア】マッキンタイアWWE王座奪還ならず。ラシュリーが防衛に成功

マッキンタイア(左)はラシュリーの腕を締め上げたが王座奪取はならず(©2021-WWE,-Inc.-All-Rights-Reserved.)

【フロリダ州タンパ10日(日本時間11日)発】WWEの祭典「レッスルマニア37」(10、11日)初日大会が当地のレイモンド・ジェームス・スタジアムで開催され、第1試合のWWE王座戦は王者ボビー・ラシュリー(44)が、元王者のドリュー・マッキンタイア(35)を撃破。王座防衛に成功した。

開始はマッキンタイアが躍動。フロントスープレックスからハンマースローを連打して、ラリアートで場外に叩き落とす。ピンチをしのいだ王者は殴る蹴るのラフファイトで反撃した。

しかしマッキンタイアはフロントスープレックス連打からネックブリーカー、ノーザンライトスープレックスで流れを変えようとする。ラシュリーもチョークスラムから必殺のハートロック(フルネルソン固め)に出るも、何とか脱出したマッキンタイアは、コーナー最上段から王者を投げ捨てた。

さらにはフューチャーショック(ダブルアーム式スナップDDT)3連打。必殺のクレイモア(ランニング式シングルドロップキック)は場外へエスケープされるも、マッキンタイアは捨て身の場外回転ダイブ弾で追い打ちをかけた。

再度のハートロックに耐えたマッキンタイアは何とキムラロックで王者の腕を締め上げる。スピアーをビッグブーツで迎撃するも、王者のセコンドMVP(46)の介入に惑わされ、またもやハートロックで捕獲される。王者はそのままグラウンドに押しつけるように強引に締め続け、レフェリーが試合を止めた。

正統派王者としてユニバース(ファン)の圧倒的支持を受けるマッキンタイアは、惜しくも約5か月ぶり3度目の戴冠を逃し、悪役王者が戦前の予想を覆し、逆転勝利で防衛に成功した。

「レッスルマニア37」2日目大会(11日)は日本時間12日にWWEネットワークで配信される。

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