イチロー氏が明かす逸話 お馴染みのルーティンに込められた重要な意味とは…

イチロー氏の考えに触れられる貴重なインタビュー動画が話題に【写真提供:SMBC日興証券】

SMBC日興証券株式会社のウェブコンテンツ第3弾に出演しているイチロー氏

もしもイチローが社長だったら!? SMBC日興証券株式会社はブランドパートナーであるイチロー氏(現マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクター)を起用したウェブコンテンツシリーズ第3弾を公式YouTubeチャンネルで公開し、イチロー氏が様々なテーマで自身の考えや逸話を披露している。

「どんな服装で働く会社にしますか?」をテーマとした動画。ここで、イチロー氏のお馴染みだった“とある”ルーティンに込められた意味が明かされている。

イチロー氏と言えば、さまざまな象徴的なルーティンがあった選手。その中で出塁した際にエルボーカードを外し、革手袋のマジックテープを締め直す姿を覚えているファンも多いことだろう。「あらゆるところで僕はスイッチを入れたい」と語るイチロー氏はこの行動の意図を明かしている。

「ヒットを打って一塁に出ます。それで、ここのエルボーパッドをまず外します。もう一個やることがあるんです。バッティンググラブのマジックテープの部分があるのですが、これをいったん外します。それで、もう1回付けるんです。それはなぜかと言うと、今打つことに集中してきた、それで塁に出た。次、走塁しなきゃいけないんです。そのバッティングから走塁に切り替わる、そのスイッチなんです。いったん外して付ける行為が」

必ずダッグアウトに戻っていたイチロー氏「切り替えなんです」

集中していたバッティングから、今度は走塁へと集中を切り替える。そのためのスイッチという意図が、イチロー氏お馴染みのあのアクションに込められていたのだ。

また、イチロー氏は自身がスリーアウト目の打者となった場合でも、必ずダッグアウトに戻るようにしていたという現役時代の裏話も披露。「よくある光景はヘルメットをコーチに渡して、選手がダッグアウトから自分のグラブと帽子を持ってきてくれる。でも、それだと自分で終わってしまった悪いイメージを切り替えずに守備につくことになるんです。僕は必ず1回ダッグアウトに戻ります。それは切り替えなんです」と語っている。

現役時代から様々なポイントで“切り替え”を大事にしてきたというイチロー氏。そのため、自身が社長となった場合の会社は「そういうスイッチを持っておくとすごく楽です。会社に来たら制服に着替えると言うのが僕は好きです」と“制服案”を披露していた。(Full-Count編集部)

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