レッドソックス・澤村 1回1/3を無安打無失点で初ホールド

オリオールズ打線を無失点に抑えた澤村(ロイター=USA TODAY)

レッドソックス・澤村拓一投手(33)は11日(日本時間12日)に敵地で行われたオリオールズ戦に10―7の7回途中で3番手として登板し、1回1/3を投げ無安打無失点、1四球で、メジャー移籍後初のホールドをマークした。チームは14―9で勝ち、6連勝で貯金を3とした。

レッドソックスは6回の攻撃を終えた時点で10―1とリードを広げたが、6回に3点、7回には二死からマンシーニに3ランを浴び、3点差に詰め寄られた二死無走者でマウンドに上がった。左打者スチュワートを2球目の95マイル(約153キロ)のストレートで押し込み、三飛に仕留め、嫌な流れを断ち切った。

「2球で終わったってことは、次のイニングを投げる上では良かった」

再びリードが7点に広がった8回も続投。初のイニングまたぎだ。先頭フランコを96マイル(約154キロ)のストレートで三飛、続くルイーズにはカウント2―2からスプリットを右中間フェンス際まで運ばれるが、中堅手のヘルナンデスが好捕した。続くセベリーノに3球で四球を与えてしまう。ボールが2球続いた後に、プレートに足を置いたまま、右手で口元に触れたため、球審から自動的にボールが宣告。3球目、内角低めのストレートがボールと判定され、四球となった。

澤村は「投手コーチとも話ができたので、注意していけたらなと思います」と話し、今後の対策として「プレートを外せば(大丈夫)」という。

これで4試合連続無失点で、防御率も依然として0・00だが、18球中ストライクが8球と相変わらず制球は不安だ。それでも「しっかり抑えられて良かった」と納得していた。

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