【ボクシング】ホリフィールドが「タイソンを引退に追い込んだ男」マクブライドと復帰戦

イベンダー・ホリフィールド

ボクシングの元統一世界ヘビー級王者イベンダー・ホリフィールド(58=米国)が2011年以来、10年ぶりにエキシビションマッチでリング復帰を果たすと、興行をプロモートする米動画投稿アプリ運営会社「トリラー」が発表した。6月5日に米マイアミで元ヘビー級ボクサーのケビン・マクブライド(47=アイルランド)と激突するという。

かねて元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン(54=米国)と3度目の対戦が期待されていたが、最低2500万ドル(約27億円)での再戦オファーをタイソンが拒否。その後に翻意し「今年中に戦いたい」と実現に意欲を見せるも、ホリフィールド陣営が別の相手との復帰戦に踏み切った形となった。

マクブライドは05年にタイソンと対戦し、6回終了TKOで勝利。この試合を最後にタイソンが引退したことから「タイソンを引退に追い込んだ男」と呼ばれている。米メディア「ボクシング・シーン」によると、トリラー社のオーナー・ライアン・カバノー氏は「ヘビー級の選手はすべて検討したが、最終的には『マイク・タイソンを引退に追い込んだ男』以外に考えられなかった」と語り、レジェンドボクサーの相手として不足なしの手応えを見せている。

いずれにしてもタイソン戦のためにハードなトレーニングを続けていたとされるホリフィールドが、復帰戦でどんな戦いを見せるのか、注目だ。

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