【柔道】高校選手権、選抜体重別選手権でコロナ陽性者なし 中里専務理事が報告

講道館

全日本柔道連盟(全柔連)の中里壮也専務理事が12日、オンラインでメディアの取材に応じ、全国高等学校選手権(3月19、20日、日本武道館)、全国選抜体重別選手権(3、4日、福岡国際センター)を終えた現時点で選手、関係者にコロナ陽性者が確認されていないことを明かした。

両大会とも無観客開催で、大会関係者の入場を制限するなどの感染防止対策を徹底して行われた。「高校選手権からは2週間以上経っている。選抜はもう少し経ってみないと何とも言えないがが、今のところそういった報告はない。まずまずうまくいったのではないか」とホッとした口ぶりで述べた。

また選抜終了後には、6月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)代表が決定。東京五輪代表の補欠選手がそのまま選出された。だが帰国後2週間の隔離期間があるため、約1か月後となる五輪までの調整に影響は必至だ。

この点については「はっきりとは決まっていないが、バブル(選手が外部と接触しないよう遮断されたスペース)を作って、その中での調整になると思う」と言及。

先月のグランドスラム・タシケント大会後の隔離期間には、阿部詩(20=日体大)らが〝聖地〟講道館(東京・文京区)に寝泊まりして稽古に励んだが、その方式を踏襲する考えを示唆した。

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