前アストロズのレディック Dバックスとマイナー契約へ

日本時間4月13日、昨季終了後にアストロズからFAとなっていたジョシュ・レディックがダイヤモンドバックスとマイナー契約で合意したことが明らかになった。まだ球団からの正式発表は行われていないが、レディックは自身のインスタグラムに「ネクスト・チャプター」とのキャプションを添えてダイヤモンドバックスのロゴを投稿している。なお、レディックがメジャーへ昇格した場合の年俸は75万ドルであることが報じられている。

現在34歳のレディックは2017年から昨季まで4年間アストロズでプレーし、正右翼手として2017年のワールドシリーズ制覇や2019年のリーグ優勝に貢献。しかし、昨季は7年ぶりにOPSが.700を下回るなど、56試合に出場して打率.245、4本塁打、23打点、OPS.693と不本意な成績に終わった。また、アスレチックス時代の2012年にゴールドグラブ賞を受賞した経験のある守備面でも、守備防御点が前年の+10から-3に急降下。攻守両面で年齢による衰えが指摘されるようになっている。

ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督は、レディックとの契約がまだ正式発表されていないこともあって具体的な言及を避けた。ただし、レディックが2010年にレッドソックス傘下AAA級ポータケットでプレーしていたとき、ロブロが監督を務めていたという縁があり、「彼はとてもエキサイティングな選手だった。エネルギーと集中力を持ち、情熱的にプレーしていた。彼が我々のチームに加わってくれるのであれば非常に嬉しい」と話している。

レディックは正式契約後、まず新型コロナウイルスの検査などメジャーリーグ機構により定められた手続きを行う必要がある。その後、ダイヤモンドバックスの代替トレーニング地であるアリゾナ州スコッツデールに合流し、メジャー昇格に向けてトレーニングを開始。故障者の発生など、メジャー昇格の機会を待つことになる。

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