松山英樹がマスターズで優勝した瞬間に起きた〝放送事故〟の驚くべき中身とは――。

松山優勝でまさかの“放送事故”が…(ロイター)

日本中のゴルフファンがうれしい寝不足になった12日朝の松山英樹(29)のマスターズ初優勝。大偉業にもかかわらず、残念ながら松山の派手なガッツポーズは見られなかったが…。

「(パーパットが)入ったらガッツポーズをしようと思ってたんですけど…」と松山自身が照れたボギーパットがカップに吸い込まれたその時、コロナのため現地入りできず日本のスタジオで生中継していたTBSの実況アナは「松山英樹、マスターズを勝ちました。ついに、日本人がグリーンジャケットに、袖を通します」と伝えた。ここまではよかった。だがこの後、驚きの展開が。

解説者の2人も、感動のあまり男泣き。アナも言葉を失って55秒もの間、沈黙が流れた。決して誰も責めたりはしないが、出演者全員が泣いてしまうとは、もう〝放送事故〟だ。

実況の現場のスタジオにいたのは、レジェンド・プロゴルファーの1人で解説の中島常幸、ゲスト解説で宮里藍さんの兄、宮里優作プロ、そして小笠原亘アナの3人だ。

このときのスタジオ映像と、詳しい様子を13日の同局のワイドショー「ひるおび!」が伝えた。MCの恵俊彰が「凄かったですよね、この3人」と水を向けられたのは、プロゴルファーの深堀圭一郎。

「いや~もう…気持ちはもちろん、わかりましたよ。でも、あそこまで崩れるとは思わなかった。そのぐらい凄いことだった」

とはいえ、テレビを見ていたファンにとっては、夢にまで見ていた素晴らしい時間に、余計なアナウンスはいらなかったかもしれない。

© 株式会社東京スポーツ新聞社