2021年4月12日、シトロエンは新型C5 Xを欧州で発表した。C5Xは、シトロエンブランドの最上級モデルという立ち位置。2012年にフラッグシップモデルの「C6」が消滅して以来となり、久しぶりのシトロエン名の高級モデルが復活することとなった。往年のハイドロニューマチックサスペンション時代を彷彿とさせる快適な乗り心地を誇り、自動運転レベル2対応の安全デバイスを装備する。セダンとステーションワゴン、そしてSUVのイイところを取り入れたクロスオーバーモデルである。果たしてどんなクルマなのか!? ちなみに価格はフランス本国で404万円〜524万円。
プラグインハイブリッドも用意
シトロエン 新型C5 Xは世界的大人気を博しているSUVボディを採用している。セダンとステーションワゴンが持つラゲッジルームの広さや視界の良さなど、それぞれのいいところを取り入れたモデルである。
ボディサイズは全長4805mm×全幅1865mm×全高1485mmであり、日本車で例えるならば全長4910mmのトヨタ クラウン並みに立派なボディサイズを有する。
搭載されるパワートレインはガソリンとプラグインハイブリッドモデルの2種類をラインアップする。
快適な乗り心地の秘密はシートとサスペンションにあった
C5 Xの目玉は、リビングルームでくつろいでいるような快適な乗り心地だ。シートパッドを専用開発し、姿勢保持性能を向上するアドバンスド・コンフォートシートを採用する。
さらには新開発のシトロエン・アドバンスト・コンフォートサスペンションを採用することで、快適な乗りご心地を実現しているという。具体的には走行中の振動を低減を低減するとともに、コーナリング時も効率的にサスペンションを動かすことで快適な乗り心地を手に入れている。
大型SUV並の広々ラゲッジが自慢! しかも使いやすい
大きなボディを生かした使い勝手抜群のラゲッジルームも大きなトピックだ。5人乗車時で545リッター、後席を倒せば最大1640リッターを確保している。開口部が低い位置にあるため、重い荷物を積載する際もラクに載せ下ろしが可能なのも嬉しいポイントだ。
長距離でも疲れ知らず! 充実の運転支援システム
さらにレーダー・カメラ・センサーをボディ各部に搭載することで運転支援システムも充実。自動運転レベル2を実現し、普段使いから長距離ドライブまで疲れ知らずのカーライフを提供するとしている。
日本導入時期は今のところ未定。シトロエンブランドで久しぶりの高級モデル、しかも今注目のSUV風のクロスオーバースタイルと相まって、日本でも注目を集めること間違いなしだ。
【筆者:MOTA編集部】