【東京五輪】「安全最優先で」組織委が愛媛・松山市の聖火リレー公道走行中止案に言及

大阪で行われた聖火リレー

東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソン(42)が13日、オンライン取材に応じ、大阪府で開催された聖火リレー1日目を総括した。

新型コロナウイルスの感染者が相次いでいる大阪市に「まん延防止等重点措置」が適用されたことで、全国10府県目で初めて公道の走行が中止に。万博記念公園(吹田市)内の代替コースで一般の観客を入れずに実施した。今までと異なる形だったが、聖火リレーは無事に終了。「大きな問題なく実施できた。運営に関しては、今考えられる最も安全な形でできた」と成果を強調した。

また、愛媛県が21日に松山市内の公道での聖火リレー実施を中止する方向で調整を進めている件について言及。「安全最優先でリレーを実施していく。聖火をどのような形でつないでいくことができるかを地元の方のご意向を伺いながら、できる範囲で火をつないでいくことに我々はコミットしている」と説明した。

その上で「愛媛県の実行委員会とも連日緊密に協議、準備をしている。愛媛県から公式なコメントが出たら、それに対して組織委も速やかに方針を決定してお伝えしないといけない」との考えを示した。

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