“秘密主義”松山英樹 マスターズVで変心…ミステリアスな私生活は明かされるのか?

注目度は爆上がり。松山も変わらざるを得ない!?(ロイター)

変心はある!? 日本人で初めて海外メジャー「マスターズ」を制した松山英樹(29=LEXUS)のプライベートを明かさない“秘密主義”が話題になっている。2017年に第1子が誕生した際に、すでに結婚していたことも併せて発表。海外メディアはそんな4年前の出来事を掘り起こし“ミステリアス”と報じた。これまで以上に世界の注目を集める存在となった松山はどこまでこのスタイルを貫けるのだろうか?

2019年の「マスターズ」、劇的な復活優勝を果たしたタイガー・ウッズ(45=米国)は子供たちと抱き合い「父親を誇りに思ってくれればうれしい」と喜びを爆発させた。

1997年の初優勝時には父アールさんと同じく抱擁を交わし、感動的なシーンとして世界のゴルフファンに強烈な印象を残した。

競技を問わず、プライベートを表に出したがらないアスリートはいるが、ゴルフ界は比較的オープン。米ツアーでは大ギャラリーの前で両親、妻(もしくは恋人)、子供たちの祝福を受けるのは珍しくない光景だ。

一方、松山の優勝を祝ったのは飯田光輝トレーナー、目沢秀憲コーチらチームの面々。コロナ禍ということもあるだろうが、そこに家族の姿はなかった。

そもそも松山は家族を表に出してはいない。英紙「ザ・サン」は「2017年に第1子誕生と同時に結婚していたことを明かして驚かせた」「インタビューでは妻や家族の話はしない」と秘密主義ぶりを特集。松山の私生活を“ミステリアス”と報じた。

そのうえで「多くのスターは静かなプライベートを過ごせていない」と指摘。グリーンジャケットを手にし、世界的なスターとなった松山がこの状況を維持できるのか、疑問を投げかけている。

表に出てこないのは両親も同じだ。トーナメント会場で顔を合わせると、雑談には積極的に応じる父・幹男さん(56)だが、話題が松山のことになり、取材の雰囲気を感じると一変。「そういう話はせんよ」とスッとその場を離れてしまう。

かつて本紙も幹男さんの言葉を記事にしたことがあるが、数か月後に再会した際には「ちょっと話すとすぐ書くんやから」と笑顔で“お叱り”を受けた。我が子の意思を尊重し、今回の優勝でもインタビューなどには応じていない。

来年には世界選抜と米国選抜との対抗戦「プレジデンツ杯」が開催される。同大会では妻や恋人を伴って大会前のパーティーに出席するのが慣例。松山は過去にも出場してきたが、今後は「マスターズ」覇者として世界選抜のエース級の立場となるだけに、社交という意味でもパートナーの同席が期待されるだろう。

これまでトーナメント会場以外ではメディアの前に出ることも少なかったが、今後はいやが上にもそんな機会が増えていくはず。他の米ツアーのスター選手たちと同様にオープンなスタイルに変化していくのか、ミステリアスを貫くのか、新たな王者の今後に世界も注目している。

© 株式会社東京スポーツ新聞社