【陸上】五輪開幕まで残り100日 桐生祥秀「スタートを成功させる走りを」

桐生祥秀(アシックス提供)

進化を見せつけ東京五輪代表の座をつかみ取る。

陸上男子100メートルで日本人初の9秒台をマークした桐生祥秀(25=日本生命)が14日、都内のアシックス本社で行われた「National Federations UNIFORM PHOTO SESSION」にリモートで出席。

五輪開幕まで残り100日と間近に迫る中、いやがうえにも士気が上がってくるところだが「今年に関してはまだシーズンインもしていない。まずは織田記念国際(29日、エディオンスタジアム広島)に意識がいっている。それが終わってから東京五輪(代表選考)のための日本選手権(6月24日開幕、大阪・ヤンマースタジアム長居)とかがくるんだろうなと思う」と、まずは今季の100メートル初戦に集中する考えだ。

「順調に練習できている」と手応えを感じており、特に重点的に取り組んできた部分として「スタートを成功させる走りをしたい。例年の冬季(のシーズンオフ)より走り込み、ソリ(引き)など負荷をかけた練習を多くし、前半から中盤の加速の部分を意識した。織田記念ではその成果を確認しに行く」と自信を見せる。スタートの走りなど、レベルアップした姿を見せつけ五輪切符取りへの弾みとする。

© 株式会社東京スポーツ新聞社