処理水海洋放出で提訴検討の韓国に元自衛官・佐藤参院議員が〝反撃〟「赤っ恥になる」

提訴検討を指示した韓国・文大統領(ロイター)

日本政府の福島第1原発処理水の海洋放出方針に韓国が猛反発していることに対し、元自衛官で外交部会長の佐藤正久参院議員(60)が日にツイッターを更新し「虚勢そのもの。国際海洋法裁判所に提訴すれば赤っ恥! 韓国原発のトリチウム放出量が日本よりも大きいことが明るみになり、笑いものになるだけ」と韓国側の対応を非難した。

この日、韓国の文大統領は大統領府の内部会議で日本政府の方針に対し、国際海洋法裁判所への提訴を検討するように指示。駐韓日本大使を呼びつけて「地理的に最も近く海を共有した韓国の憂慮は非常に大きい」と抗議し、市民による抗議集会も始まるなど反日運動がヒートアップしている。

とはいえ、韓国も日本の6倍以上のトリチウムを日本海に放出しているとの指摘もあるだけに国際裁判所に提訴なら〝ヤブヘビ〟になる可能性もあり、佐藤議員にすれば〝やれるもんならやってみろ〟が本音に違いない。

また、朝鮮半島問題に詳しい神戸大学の木村幹教授はツイッターで「トリチウム自体の排出は韓国を含めて他国でも頻繁に行われているから国際的な検証が入れば逆に問題がないことが立証されると思う。むしろ検証が入らないことによって、他国から様々な懸念が一方的に突きつけられる方が面倒臭いんじゃないか」との見解を示している。

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