舛添要一氏 ブラジル変異株で子供死急増に危機感「PCR検査の徹底を」

舛添要一氏

元厚労相、元東京都知事の国際政治学者・舛添要一氏(72)が15日、ツイッターを更新。感染力が強い新型コロナウイルスの変異株P1が猛威を振るい、医療崩壊の危機に瀕しているブラジルを参考にコロナ対策を行うべきと主張した。

舛添氏は「ブラジルの新型コロナウイルスP1は、ワクチンの効果が低下するという問題がある。とくに、今、ブラジルでは子どものコロナ死が急増しており、大きな社会問題となっている」「ブラジルでは1300人の赤ん坊がコロナで死亡している」と指摘。

続けて「医師によると、PCR検査が不足しており、発見が遅れることが最大の原因だという」と理由について言及した。

そして「検査の徹底を求める私のような主張を批判し、退けてきた日本の行政、専門家はこのブラジルのケースを他山の石としてほしいものだ」と訴えた。

同国のボルソナロ大統領(66)は軍人出身で“ブラジルのトランプ”と呼ばれる。経済を優先し、ノーマスクでコロナ対策をろくに行わなかったため、同国の感染者は高止まりし、現在は医療崩壊の瀬戸際に立たされている。同国では1350万人以上が感染し、35万人以上が死亡している。

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