『冷酒かすてら』考案、販売 「塩をつけてたべるのもお薦め」 平戸の日本酒原料に

日本酒を原料に使ったカステラを紹介する片山代表=長崎市、倭からん我零時

 飲食店経営やインターネット通販を手掛けるPRIME・SOCIO(長崎市)は、日本酒を原料にした「冷酒かすてら」を考案し販売している。無添加無香料で、ほのかに香る酒の風味が特長。森酒造場(平戸市)の「飛鸞」とその酒かすを使っている。片山禎久代表によると「会員制交流サイト(SNS)などで評判を呼び、日本酒愛好家の人たちに人気が出ている」という。
 PRIME・SOCIOはこれまでも「長崎らしいスイーツを提供したい」と、自社工場製のカステラを同社が営む居酒屋「倭からん我零時」やネットショプ「がれーじオンライン倭からん」で販売。「冷酒かすてら」は「居酒屋らしい商品にしたい」との構想から親交があった森酒造場の日本酒を使用し、2月上旬に発売した。
 約450グラムで1890円。焼き上げの過程で酒の風味がなくならないように工夫したという。賞味期限とは別に、常温で数日熟成させることで味わいを高める「食べごろ」の日付を設定。片山代表は「塩をつけて食べるのもお薦め」と話した。
 問い合わせは、倭からん我零時(電095.842.5656)。

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