17日に執り行われる英国のフィリップ殿下の葬儀がヘンリー王子と王族、とりわけ兄ウィリアム王子との和解につながるかどうかが注目されるとAP通信が伝えた。
ヘンリー王子は昨年3月末、妻メーガン妃とともに王室から離脱し、北米に移り住んで以来の帰国で、家族と顔を合わすのも1年以上ぶりとなる。
AP通信はヘンリー王子夫妻の離脱が英王室とのあつれきを生んだと指摘。さらに先月放送された米司会者オプラ・ウィンフリーとの独占インタビューで、「メーガン妃が王室で冷遇された」、生まれてくる子供の肌の色をめぐり「王族から人種差別発言があった」などと発言したことで亀裂は大きく広がったとした。
英メディアによると、これらの発言に最も憤慨したのが幼少から仲良し兄弟として知られたウィリアム王子だという。それだけに、今回の帰省が2人の関係改善のきっかけになるのではとの期待が高まっている。
AP通信はまた、17日の葬儀が24年前、故ダイアナ妃の葬儀で棺の後を兄弟並んで行進した幼かった日の自分たちを思い出させるに違いないとしている。