有原がメジャー初勝利 筒香は4打数1安打で打率.158

【レンジャーズ5-1レイズ】@トロピカーナ・フィールド

今季3度目の先発登板となったレンジャーズの有原航平は、2回裏一死2・3塁のピンチで筒香嘉智を空振り三振に仕留めるなど、6回途中まで85球を投げて被安打3、奪三振5、無四球、無失点と安定したピッチングを披露。レンジャーズは5対1でレイズを破り、有原に記念すべきメジャー初勝利(1敗、防御率3.07)が記録された。レイズの筒香は有原に2打席抑えられたあと、7回裏の第3打席で内野安打を放ったが、9回裏の第4打席は空振り三振に倒れ、試合の最後の打者に。4打数1安打2三振で今季の打率は.158、OPSは.404となった。

有原は2回裏に連打で無死2・3塁のピンチを背負ったものの、後続3人を抑えて無失点。変化球を有効に使い、5つの三振はすべてスプリッターまたはスライダーで奪ったものだった。3回裏一死からオースティン・メドウズにヒットを許したあとは、降板するまで打者10人を連続で打ち取る好投。試合開始前の時点で5点台だった防御率も一気に3点台まで向上した。最初の2先発で1つずつしか奪えなかった三振も5つ記録し、収穫の多い登板となった。

また、この試合ではレンジャーズの新人アドリス・ガルシア(2016年に巨人でプレー)のメジャー初本塁打かと思われた打球が2度にわたって「本塁打であること」を否定される珍しいシーンがあった。ガルシアは7回表に右中間への大飛球を放ち、打球がフェンス最上部に当たって大きく跳ね返る間に一気にホームイン。まず「フェンスを越えていないこと」が確認されてフェンスオーバーの本塁打であることが否定され、次に「ホームインのきわどいタイミングがアウトであること」が確認されてランニング本塁打も取り消しとなった(記録は2点タイムリー三塁打)。

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