7月3日に約12年半ぶりとなる復帰戦を行うことを宣言しているボクシングの元世界6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ(48=米国)の相手に新たな強敵が急浮上した。
候補に挙がったのは元UFCライト級王者のエディ・アルバレス(37=米国)。米メディア「ボクシング・シーン」によると、アルバレスが「最近、オスカー・デラホーヤの部下から話があった。真剣に話し合っている」と米スポーツ専門局「ESPN」に語ったと報じている。続けて「ぜひとも試合をしたい。あの男と対戦するなんて夢のようだ。とても興奮するよ。(話し合いは)今週中にも取引を完了させたいというような真剣さだ」とかなり前のめりな姿勢を見せているという。
デラホーヤのカムバックの相手には、元4階級制覇王者のロイ・ジョーンズ・ジュニア(52=米国)や元UFC2階級王者のコナー・マクレガー(32=アイルランド)などが取り沙汰されており、この2人に比べればアルバレスの知名度は劣る。
そのため米メディア「ボクシングニュース24」は「デラホーヤは簡単な相手を選んだようだ。打ち負かされる脅威はほとんどない」と酷評しているが、UFCだけでなく米国の格闘技イベント「ベラトール」の元ライト級王者の過去を持つアルバレスは決して侮れない相手。果たしてデラホーヤの選択は吉と出るか、それとも…。