「アドレスホッパー」とは|高齢者に分かりやすく解説

「アドレスホッパー」とは

「アドレスホッパー」とは、英語で『Adress Hopper』。
住所という意味のアドレス(Adress)と転々とする人を意味するホッパー(Hopper)を組み合わせた造語です。

固定の住居を持たずに移動しながら生活する人々や生き方のことを指しており、この「アドレスホッパー」という言葉は、市橋正太郎氏が提唱したライフスタイルです。

市橋正太郎氏は、「アドレスホッパー」というライフスタイルを広めるべく『Adress Hopper.Inc』という会社も設立されています。

昨今のテレワーク普及によって「定住しない暮らし」が浸透し、「アドレスホッパー」というライフスタイルを選択する方が増えています。

「アドレスホッパー」と「デュアラー」の違い

「アドレスホッパー」と似たようなスタイルで「デュアラー」という言葉があります。

「デュアラー」とは、“二地域を拠点に生活”というライフスタイルを実践する人のこと。

「アドレスホッパー」は拠点を持たずに転々と移動するため、“無拠点で生活”という点においての違いがあります。

“複数の居住空間を行き来しながら生活するライフスタイル”を意味する「マルチハビテーション」を実践する人のことを「アドレスホッパー」と言っていいでしょう。

「アドレスホッパー」のメリット

「アドレスホッパー」のメリットとしては、ホテルや旅館、ゲストハウス、Airbnbなどの民泊サービス、マンスリーマンションに住むことになるため、家賃や光熱費などの固定費が抑えられたり、自分に合った(自分の好きな)ライフスタイルを選択することができます。

詳しくは下記になります。

・シェアハウスに住むことで人とのつながりが増える
・家賃、光熱費などの固定費を削減できる(賃貸より安く住める)
・旅をしながら生活するなど自分の好きなライフスタイルを実践できる
・自分の好きな場所に住める
・ミニマリストになれる
・本当に必要なものが何なのかを気付くことができる
・地方の生活を体験することができる

「アドレスホッパー」のデメリット

一方で「アドレスホッパー」のデメリットとしては、固定した住所を持たないことによる弊害や、社会的信用度などの問題があります。

詳しくは下記になります。

・寝る場所を常に探す必要がある
・住所がないため郵便物の受け取りに困る
・移動に伴う交通費がかかる
・社会的信用度が低い
・身軽である必要があるため荷物を増やせない
・帰る家が欲しくなる
・行く場所によって設備が異なる

「アドレスホッパー」を始めるためには、デメリットの点から様々な問題を解決する必要があります。まずは、行ってみたい土地でホテルやシェアハウスに宿泊し、多拠点ではなく2拠点からスタートしてみるのはいかがでしょうか。

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