福井県の伝統工芸品の一つ『越前和紙』の歴史を知る、紙漉きの実演を見る、体験する、お土産を買うなどができるスポット『越前和紙の里』をご紹介します!
越前和紙の里とは
越前和紙とは、福井県越前市周辺で作られている、1500年以上もの歴史がある和紙。
昭和51年に伝統的工芸品に指定されました。
そんな越前和紙の歴史に触れてみたい方におすすめのスポットが『越前和紙の里』です。
越前和紙の里には主に『紙の文化博物館』『卯立の工芸館』『パピルス館』の3つの施設があり、それぞれで和紙の歴史を知る、紙漉きの実演を見る、体験することなどができます。
その他、のどかな景色の中を散歩する、お土産を買う、ご飯を食べるなど、ここだけで1日過ごせるくらい盛りだくさんのスポットです。
越前和紙の歴史に触れる!『紙の文化博物館』
紙の文化博物館には、越前和紙の長い歴史を感じられる古紙や道具などといった貴重な資料が展示されています。
他にも越前和紙を使った作品などが多数展示されていて、越前和紙の歴史を学びながら芸術を楽しむこともできます。
越前和紙や、産地周辺の歴史のを知りたい方におすすめです。
越前和紙の紙漉き実演を見る!『卯立の工芸館』
続いては卯立(うだつ)の工芸館で、職人の技を見てみましょう。
卯立の工芸館はもともと越前市定友町で紙漉きをしていた、江戸中期の西野平右衛門家を移築・改修したもの。
この建物の中で伝統工芸士による紙すきなど、和紙づくりの工程を見ることができます。
紙漉きには昔ながらの道具を使い、乾燥は天日干しで行っています。
こういった、和紙が作られる一連の工程を見ることができるのは全国でもここだけ!
この紙漉き小屋は『妻入り卯立』と呼ばれる建築様式で建てられていて、玄関正面に卯立が立ち上げてあるのが特徴です。
「うだつが上がらない」という言葉は、この建築様式から来ているそうですよ。
越前和紙の紙漉き体験をしよう!『パピルス館』
越前和紙の里のパピルス館でも、コウゾとネリという原料を使った越前和紙の紙漉き体験を楽しむことができます。
まずは原料を木枠にすくって揺すり、水分を落とす作業を3回ほど繰り返します。
できたら、用意されたお花や葉っぱを自分の好きなレイアウトで置いていきます。
そこにもう一度和紙の原料をかけ、色水で最後の色付けをしたら、乾燥させて完成!
これがとっても楽しいんです!
出来上がりはこんな感じ。
作れるアイテムははがきや色紙、名刺、コースター、うちわなどさまざま。
お土産にもぴったりです。
帰りは越前和紙の里でお土産を買おう!『和紙処えちぜん』
最後は越前和紙のお土産を買って帰りましょう。
館内にある越前和紙産地組合の直売店『和紙処えちぜん』では工芸用和紙や折り紙、和紙を使った雑貨等がたくさん。
お部屋に飾れる可愛らしい小物や、メモやお手紙に使うとおしゃれな色とりどりの和紙アイテムは、見ているだけで楽しくなっちゃいます!
和紙の里通りは景色も綺麗なので、お散歩にもぴったりです。
歴史を学ぶ、美しい作品を見る、実際に体験する…。
越前和紙の全てを体験できる『越前和紙の里』に行ってみませんか?
スポット情報などは以下でご紹介しています。