韓国メディアが松山英樹を〝現代の坂本龍馬〟と指摘

松山英樹(ロイター)

男子ゴルフのマスターズを日本人として初制覇した松山英樹(29=LEXUS)を、韓国メディアが〝現代の坂本龍馬〟と称賛した。

韓国紙「天地日報」が松山の快挙に関するコラムで仰天の論評を掲載した。まず同紙は「日本最高の政論紙である朝日新聞が数年前に、日本の歴史千年の間で偉人の人気投票を行った結果、織田信長や徳川家康を破って坂本龍馬が堂々の1位を獲得した」と日本国民の間で坂本龍馬が絶大な人気を誇っている様子を指摘した。

そして「日本国民はもちろん、全世界の人々の注目に値する坂本以来の英雄がマスターズで誕生した。その名は松山英樹だ。彼は85年のマスターズの歴史で初の日本人、アジア人として優勝し、日本の歴史の中で久しぶりに世界的な人物が登場した」と称えたうえで、松山と坂本龍馬には共通点があると分析する。

「彼は坂本龍馬(の出身地である高知)と同じ四国の島にある、愛媛県松山市という小さな町で生まれた。アマチュアゴルファーだった父に連れられて4歳からゴルフを始め、1997年のウッズのマスターズ優勝を見ながら、自分もいつかその舞台に立ってグリーンジャケットを着ると誓ったという。坂本龍馬と松山英樹は異なる道を歩いたが、自分の意志を成し遂げるために強い意志と実践力を見せてくれたという点では、通じるものがあると思われる」と指摘した。

2人の出身地を近いとするかは意見が分かれるところだろうが、幼少期の夢を世界と渡り合いながら実現させたという偉業は重なる部分もある。歴史に残る活躍ぶりを独特な視点から表現したようだ。

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