春の珍事?強力ソフトバンク打線が「7試合不発」

栗原の適時二塁打で逆転したソフトバンク

何の心配もいらないが、春の珍事と言えるかもしれない。「ウチにしては珍しいなあ…」「出てないなあ…」。試合前、球団内から挙がっていた声の数々。強力ソフトバンク打線に1週間以上も本塁打が出ていない。最後に出たのは7日の日本ハム戦(札幌)でグラシアルが放った今季1号ソロ。そこから15日のオリックス戦(ペイペイ)まで7試合、得意の花火が上がっていない。球宴休み、シーズン終盤の代替試合期間を除いて丸々1週間の不発は2016年9月以来だ。

チームはこの間4勝2分け1敗という戦績で、15日オリックス戦では鮮やかな逆転勝ちを収めて3月30日以来となる単独首位に返り咲いた。2017年から4年連続でリーグ1位のチーム本塁打数を誇るソフトバンク。16日からは所沢での西武3連戦に臨む。一発攻勢も魅力の鷹打線だけに、誰が〝着火弾〟を放つか見ものだ――。

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