新型コロナウイルス感染症の影響で打撃を受けた水産事業者を応援しようと、横浜魚市場卸協同組合が、家庭で作れる魚料理のレシピ集「LOVE＆FISH」を制作した。横浜市内の各区役所、観光案内所（横浜、桜木町、新横浜の各駅）などで無料配布している。
市内の有名店やホテルのシェフらでつくるNPO法人「横浜ガストロノミ協議会」が協力し、一般家庭でなじみが深いブリ、サーモン、マグロなど5種の国産魚介類を使ったカルパッチョ、グラタン、ムニエルなど22レシピを考案。「おいしさの秘密に迫る」と題して、国内の生産者の養殖方法やおいしい食べ方の豆知識も紹介している。
26日～5月9日には、同協議会の11店舗でレシピと同じ特別メニューを提供する「横浜市場フェア」を実施。店舗の一覧は、レシピ集に掲載されている。
制作に協力した横浜市経済局は、「コロナ禍で飲食店だけでなく、魚介類を提供している生産者も影響を受けている。レシピ集やフェアを通して、生産者や飲食店を支援してほしい」と話している。
