新製品「三層不織布マスク」 県に5000枚を寄贈 妙高市のパーム

 妙高市志のパーム(牧野義和社長)は、自社の新製品「三層不織布マスク」5000枚を県に寄贈した。14日に上越市本城町の県上越地域振興局で贈呈式が行われた。

◇空気清浄度高い環境活用 文字、ロゴ可能

 精密機器の検査、組み立てなどを行う同社はクリーンルームを完備。コロナ禍の中で、そうした空気清浄度の高い環境を生かして国産マスクを作ろうと、製造に係る各種機械を導入して開発を進めてきた。

 マスクはPFE(微粒子捕集効率0・1マイクロメートル)99%カットフィルターを使用。不織布は毛羽立ちにくく型崩れしないものを厳選し、柔らかい耳ゴムで耳の負担軽減を図る。

 金型から鋳造した文字やロゴなどを入れることができ、今回寄贈したマスクには〝新潟県〟の文字とロゴマークをデザイン。同振興局の三木公一局長は「県のマークが入っているマスクは、他にない。職員に配り、上越から感染防止をPRできれば」と感謝した。

 牧野社長は「コロナ禍でどんな職種も厳しい状況の中、新潟県のアピールの一つとして、何かできればと考えた。国産で作ることに意義があると思う。安心・安全で良い品質のものを作り、提供できれば」と話した。

三木局長に新製品のマスクを手渡す牧野社長(左)

 マスクは今月末までには一般販売を開始する予定。1箱30枚入りで税込み1650円。1箱50枚入りは税込み2750円で、マスク個包装。いずれも箱には妙高山がデザインされている。

 問い合わせは同社(電0255・70・5077)へ。

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