【大相撲】朝乃山〝天敵〟照ノ富士の攻略法模索「力を出せないまま負ける」

若い衆の相手をする大関・朝乃山

大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)を控えた16日、大関朝乃山(27=高砂)が墨田区の部屋で稽古を行った。部屋の幕下力士を相手に相撲を22番(20勝2敗)取って調整した。

3月の春場所では照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が3度目の優勝を果たし、大関に復帰。来場所は2019年名古屋場所以来の4大関となる。朝乃山にとって過去5戦全敗の照ノ富士は〝天敵〟。自身2度目の優勝と横綱昇進を目指す上で避けて通れない相手でもある。

朝乃山は「対戦成績を見たら分かりますからね」と分の悪さを認めつつ「一回り大きいですし、胸を合わせたら技術で自分を半身にさせられて、力を出せないまま負けるパターンが多い」と冷静に敗因を分析している。

19日からは国技館で行われる合同稽古に参加する。関取衆と切磋琢磨する貴重な機会を生かし、本場所の結果につなげたいところだ。

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