バルセロナがメッシに契約延長オファーを提示 引退後の役職も盛り込む

バルサの10番を背負うメッシ(ロイター)

スペイン1部バルセロナのジョアン・ラポルタ会長(58)が、6月で契約の切れるアルゼンチン代表のエースFWリオネル・メッシ(33)へ最初の契約延長オファーを提示した。同国ラジオ局「RAC1」が16日に報じた。

報道によると、3月に就任した新会長は、資金力に勝る欧州ビッグクラブにお金では及ばない現実を踏まえて、まずは現在の契約より低い年俸とするが、新型コロナウイルスの影響で悪化した財政状況が回復すれば、増加していく形にしたいという。ここまでオファーの提示がずれ込んだのは、クラブの資金繰りの把握を優先するためだったとした。さらに引退後には、アンバサダーなどの役職を用意することも盛り込む見通しだ。

またメッシの求める常にビッグタイトルを獲得できるチームをつくるため、ドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)獲得にも全力を注いでいく。ややインパクトに欠ける印象の新契約オファーだが、メッシは納得するのだろうか。

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