中日の松葉貴大投手(30)が得意の本拠地バンテリンドームでまさかの背信投球だ。16日の広島戦に先発し、4回5安打4失点KOされ、今季2敗目を喫した。
いきなり初回に菊池涼から先頭打者アーチを浴びて先制点を献上。さらに1―1の3回一死で中村奨に四球を与え、続く西川には投手への内野安打で一、二塁すると、4番・鈴木誠に左翼へ勝ち越し3ランを被弾した。4回の打席で代打・井領を送られ、無念の降板となり「ストライクとボールがはっきりしてしまい、自分本来の投球ができませんでした。次に向けてしっかり頑張ります」と肩を落とした。
昨季は本拠地バンテリンドーム(旧名称・ナゴヤドーム)では6戦3勝、防御率1・34と無類の相性の良さを誇ったが、この日は本拠地で自己ワーストとなる4点を失った。
与田監督は2発を被弾した松葉について「最初の(菊池涼の)本塁打はまだ仕方ないけど、3回は特に第1打席で三振に取っている打者(中村奨)に四球が絡み、そういったところが悪い流れをつくってしまった感じがする」と指摘した。