見えない浮上の光「何とかしないと」 2年ぶり7連敗DeNAに求められる“テコ入れ”

DeNAの三浦大輔監督【写真:荒川祐史】

投手陣は今季ワースト19安打、三浦監督「打たれすぎです」

■巨人 7ー0 横浜(16日・横浜)

DeNAは16日、巨人に敗れて今季3度目の完封負け。今季ワーストの7連敗を喫した。借金は両リーグワースト11。三浦大輔監督は「攻撃も守りもあまりにも厳しかった。なかなか思うような打撃をさせてもらえなかった。期待に応えられずに申し訳ない。何とか勝てるように頑張りたい」と声を絞り出した。

投打で圧倒された。先発の左腕・坂本は3者凡退に抑えた4回を除いてピンチを背負って5回10安打3失点。投手陣の19安打は今季ワーストだ。打線も菅野に対して得点圏に2度走者を進めたが、ゼロ行進だった。三浦監督は「何とかしないといけないと、みんなやっているんですけど、結果7連敗なので。何とかしないといけないです。そこ(19安打)は打たれすぎですし、バッテリーで何とかしないといけない」と同じ言葉を繰り返した。

前日15日からオースティン&ソトが打線に復帰。売り出し中の新人・牧は「制限はかけていない」(三浦監督)と攻撃的2番としたが、ホームが遠かった。長打力のある両助っ人の復帰後、牧を2番起用。3番からオースティン、佐野、ソト、宮崎と打線を組んでいるが、指揮官は「点が入っていないので改善しないといけない。(打線の)動かすところ、動かさないところは出てくると思います」とテコ入れを示唆した。

7連敗は19年4月に10連敗して以来2年ぶりの屈辱だ。5位・中日とも3ゲーム差。首位・阪神とは10.5差と引き離された。試合後、三浦監督は「やっている選手たちが一番悔しい思いをしている」と語ったが、投打ともに課題は山積みの状況だ。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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