【東京女子】上福ゆき インターナショナル王座V3「これからはアメリカ西海岸で攻める!」

王座を防衛した上福ゆき

東京女子プロレスのインターナショナル・プリンセス王座を保持する上福ゆき(28)が底力を見せた。

17日の後楽園大会では角田奈穂(34)とのV3戦に出撃。いつものように優雅にリングインし、会場の空気を一変させた。

「全てが普通」と罵倒した角田にいきなり髪をつかまれ、序盤は怒りの猛攻を食らった。それでも「調子に乗るな、ブス!」と叫び反撃へ。173センチの長身を生かし、最後はフェイマサー(変型顔面砕き)で3カウントを奪った。

試合後、角田に「ブスって言ってゴメンね」と声をかけた上福は「ゆきが一番やられたくないことが顔なんですけど、顔を蹴ってくるし、さすがだなと思った。よくよく考えたら(角田は)30歳を過ぎて団体を移動してまでプロレスやってる時点で普通じゃないなと。今まではつまらない人だと思っていたけど、もっと知ったら面白いとこあるのかなと思った」と賛辞の言葉を送った。

東洋大ミスコンの準グランプリに輝いたことがある上福は、17歳まで米国で過ごした帰国子女。ネイティブ並みの発音での英語を使ってのコメントや独特の世界観も板に付き、このところ注目度も急上昇している。

最後は「昨日、美容院に行ったんですよ。(髪形とヘアカラーは)アメリカの西の方をイメージしていて、これからは西海岸で攻めようと思います。オッケー」と言い残し会場を後にした。

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