「打者・阿部慎之助」降臨――。巨人の阿部慎之助二軍監督（４２）が１７日に、ジャイアンツ球場で若手選手への個別指導〝阿部塾〟を開講した。
現在、二軍戦で打率３割１分とプチブレイク中の育成１１位ルーキー・保科広一外野手（２２）に対し、マンツーマン指導を行った阿部二軍監督。この日は「バスター打撃時のスイングの角度」などを〝講義テーマ〟として、約１５分に渡って個別指導を実施した。
最初はバットを振りながらフォームに関するアドバイスを送っていたが、これを保科はなかなか実践できずに悪戦苦闘。とうとう我慢ならなくなると「違うわ！ こうだわ！」と打席に入り、みずからマシン打撃を開始した。適例、悪例を自らのスイングでやって見せつつ、現役さながらの鋭い打球を放った。保科にとっても目からうろこなアドバイスだったようで、練習後には阿部二軍監督のもとへ行き、細かな確認事項などを深く聞きこんでいた。
金言の成果もあり、この日の楽天戦でも見事安打を放ったルーキー。実りある１日となったようだ。
