中日・柳が8回無失点で今季初勝利「ガールズデーだったので気合入りました」

打のヒーロー・福留(右)とお立ち台に上がった中日・柳

中日・柳裕也投手(26)が8回6安打無失点と好投し、中日が17日の広島戦(バンテリン)に5ー0で勝利。柳の初勝利でチームの連敗は「4」でストップした。

初回いきなり一死二、三塁のピンチを招いた柳だが4番・鈴木誠を三振、坂倉を二ゴロに仕留めて0点スタート。「そこまで絶好調というわけではなかったですけど(捕手の)木下拓さんが上手にリードしてくれたと思います」と言う柳だったが、この日は速球と変化球のコンビネーションが抜群。カープ打線から自己最多の14三振を奪い、スコアボードに8回まで0を並べた。

9回は守護神のR・マルティネスに任せて完投とはならなかったが「連日リリーフ陣が頑張っていたので今日は長い回を投げたいと思いました」と先発としての役割にこだわった。「こういうピッチングができるのは今年の柳を象徴している。期待できる。精神的にも強さを感じる投球でしたね」と与田監督も柳の投球内容を絶賛した。

この日は女性来場者に「ドラ恋ユニホーム」がプレゼントされるガールズデーということもあり、スタンドはいつもよりも女性ファンの姿が目立った。「今日はガールズデーだったので気合は入りました」。お立ち台でユーモアたっぷりに語った柳にはドームの客席から大きな拍手が送られた。

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