【体操】寺本明日香は全日本6位 五輪代表入りへ「諦めたくないけど怖い気持ちも…」

ゆかの演技後、手で顔を覆う寺本明日香(代表撮影)

体操の東京五輪代表選考会を兼ねた全日本選手権(群馬・高崎アリーナ)は17日、女子個人総合の決勝が行われ、五輪3大会連続出場を狙う寺本明日香(25=ミキハウス)は107・162点で6位に終わった。

予選で4位だった寺本は段違い平行棒で落下するなど、得点を伸ばせず順位が後退。演技後は涙を浮かべるシーンもあり「恐怖から解き放たれた感じ」と振り返った。

昨年2月に左アキレス腱を断裂。一時は引退を考えながらも復活した25歳は今大会、期待や恐怖、緊張感が押し寄せる複雑な心境で臨んだという。代表入りには5月のNHK杯で結果を求められるが「諦めたくないけど怖い気持ちのほうが大きい」と話す。大一番に向けて修正できるか。

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