17日(日本時間18日)に行われたイングランド協会杯(FA杯)準決勝でマンチェスター・シティーはチェルシーに0―1で敗れ、タイトルを逃した。
今季はイングランド・プレミアリーグで2位マンチェスター・ユナイテッドの勝ち点差11をつけて独走。リーグ杯(カラバオカップ)も決勝に駒を進め、欧州チャンピオンズリーグ(CL)でも4強入りを果たしており、「4冠」の可能性も広がっていた。
だが、トゥヘル監督就任後に堅守を取り戻したチェルシーの前に決定機を作れず、後半10分に痛恨の失点。その後の反撃も及ばず、ファイナルへの道を断たれた。
さらに痛手となりそうなのが、大黒柱の負傷。後半3分、相手との接触プレーでベルギー代表MFケビン・デブルイネ(29)は右足首を痛めて退いた。当面の戦線離脱は必至で、ジョゼップ・グアルディオラ監督(50)も「見た感じ、状態はよくなかった。明日、検査を受けるだろう」と険しい表情だった。
デブルイネはマンCの戦術の多くを担っているため、チーム力の低下は免れない。トットナムと争う25日のカラバオカップ決勝、パリ・サンジェルマン(フランス)と戦う28日の欧州CL準決勝第1戦までに復帰できるかは微妙なところだ。