開幕4連勝ガンケル 阪神園芸への感謝も忘れぬグッドガイ

チームの7連勝に貢献したガンケル

阪神は18日のヤクルト戦(甲子園)を10―7で制し、7連勝。貯金は今季最大の11にまで膨れ上がった。チームの7連勝は2016年シーズン以来、5年ぶり。

投のヒーローは文句なしで、先発右腕のジョー・ガンケル投手(29)だ。6回を投げ5安打1四球1失点と安定感抜群の投球を披露し、ハーラー単独トップの4勝目を挙げた。

ストライクゾーンを広く使ったピッチングで、序盤からテンポよくツバメ打線を料理。防御率も1・09と、際立った数字を残している。お立ち台に上がったガンケルは「攻撃陣のおかげで気楽に投げることができました」と語ると、球場に足を運んだ7921人のファンに「オウエン、イツモ、アリガト」と日本語で感謝の気持ちを伝える一幕も見られた。

口数は普段から少なめ。やや武骨な雰囲気も漂わす背番号49だが、周囲への気遣いを常に欠かさないグッドガイだ。この日は断続的に雨が降り、グラウンドコンディションも危ぶまれたが「阪神園芸さんがしっかりグラウンド状態をキープしてくれた。幸運だったと思います」と聖地を支える日本一のグラウンドキーパーたちへ感謝の言葉を送ることも忘れなかった。

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