加藤シゲアキに私小説のススメ テーマは2018年の「未成年飲酒騒動」

ジャニーズ事務所

ジャニーズの人気グループ「NEWS」の加藤シゲアキ(33)に〝禁断のテーマ〟のススメだ――。

加藤と言えば、アイドル活動のかたわら、最近は作家としてもメキメキ頭角を現している。

「最新長編『オルタネート』は直木賞、吉川英治文学新人賞、本屋大賞にノミネートされました。ジャニーズタレントとしてこれは快挙。結果的に吉川英治新人賞のみの受賞となりましたが、直木賞選考委員の北方謙三氏が『惜しかった』と高評価したように、評判はすこぶる良好です」(出版関係者)

今後も〝二足のわらじ〟で存在感を発揮しそうだが、加藤のさらなる可能性を引き出すために私小説をすすめる向きもある。

「私小説とは、作者が直接体験したことをそのまま書く書き方。日本の文学史でも、志賀直哉や初期の太宰治あたりが有名です。西村賢太氏が芥川賞を受賞したのを機に、再び脚光が集まっており、加藤さんも自身の心情が揺れた題材に向き合ってみるのも良いでしょう」(同)

絶好のテーマがある。2018年に、同じ「NEWS」メンバー小山慶一郎と起こした未成年飲酒騒動だ。当時、小山の「ターゲット! 飲・み・干・せ! ハイ! ハイ! ハイ! ハイ!」と一気飲みを強要するような〝パリピ音声〟が流出。その場に加藤も同席していたが、一気飲みさせられた女性が未成年だったことから、大騒動になったのだ。

「事態を重くみたジャニーズ事務所は小山を活動自粛、加藤を厳重注意処分にしました。当時、加藤は金曜レギュラーだった『ビビット』で生謝罪。たしかに、これほどさまざまな心情が駆け巡った経験はそうはないはず。自身の負の歴史に向き合うことで、作家としてワンランク上のステージにいけるのかもしれませんね」(芸能関係者)

作品に昇華できるか。

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