自民党長崎県連 幹事長に山本氏内定 次期会長は古賀氏

山本啓介氏

 自民党県連(北村誠吾会長)は18日、長崎市内で定期大会準備委員会を開き、次期幹事長に山本啓介県議(45)=壱岐市区、3期目=を内定した。5月23日開催予定の常任総務会で正式決定する。任期は1年だが慣例で2年交代となっている。
 会長ポストは国会議員の互選が慣例。事前に本県関係6人の意向を確認した北村氏が次期会長として古賀友一郎参院議員(53)を提案し、準備委は了承した。
 幹事長以外の三役人事では、総務会長に江真奈美県議(54)=長崎市区、3期目=、政調会長には宅島寿一県議(50)=雲仙市区、3期目=の就任がそれぞれ固まった。
 県議会の自民系2会派は分裂状態が続いている。県連幹事長人事を巡っては、最大会派「自由民主党・県民会議」(自民・県民会議)と第2会派「自由民主党」(自民)から複数が立候補。17日の議員総会で調整がつかず、国会議員や地域支部代表も含む準備委員22人による無記名投票で、自民会派の山本氏を選出した。
 今期に続き三役を第2会派が独占する形となる。秋までに衆院選を控える中、外間雅広幹事長は取材に「選挙は自民党一丸でやっていく。その点で心配はない」と強調した。
 県連によると、新型コロナウイルスの感染拡大のため、5月23日の定期大会の開催を見送り、代わりに常任総務会を開く。今後、県内の感染状況が悪化すれば、書面決議で役員を選出する見通し。

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