海自・護衛艦あきづき 佐世保を出航 第5次中東派遣、情報収集活動へ

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家族らに見送られ、中東に向け出航する護衛艦あきづき=佐世保市、倉島岸壁

 中東海域で日本関係船舶の安全を確保するため、海上自衛隊佐世保基地の護衛艦あきづき(中澤憲弥艦長)が18日、佐世保を出航した。5月後半から約4カ月間、現地で情報収集活動をする。
 国会承認が不要な防衛省設置法の「調査・研究」に基づく第5次の中東派遣で、佐世保からは昨年の護衛艦きりさめ以来2回目。
 海自佐世保地方総監部によると、あきづき乗組員約220人は出港後、新型コロナウイルスのPCR検査を受ける。日本近海で14日間、通信訓練などを行った後、オマーン湾やアラビア海北部に展開する見通し。
 佐世保市干尽町の倉島岸壁で出国行事があり、岸信夫防衛相の訓示を大西宏幸政務官が代読。アフリカ東部ソマリア沖の海賊対処に当たる自衛隊のジブチの活動拠点で発生した新型コロナ集団感染に言及し「気を緩めることなく引き続き感染防止策を徹底してほしい」と述べた。
 一方、佐世保地区労は同日、派遣に抗議する集会を開催。樫本洋議長は取材に対し「自衛隊の海外活動が広がり、将来的には集団的自衛権の行使にもつながっていくのではないか」と懸念を示した。