政界から欧州スーパーL反対の声 英・ジョンソン首相、仏・マクロン大統領が表明

英国のボリス・ジョンソン首相(ロイター)

欧州政界からも反対の声が飛び出した。英国のボリス・ジョンソン首相(56)が8日、同日に正式発表されたスペイン1部レアル・マドリードなど欧州の有力クラブで行うスーパーリーグに反対を表明した。

ジョンソン首相は自身のツイッターでいち早く反応して強く不支持を表明した。「欧州スーパーリーグは、サッカー界に大きなダメージを与えるものであり、我々は(英国の)サッカー当局の反対表明を支持する。同構想は国内サッカーの根幹を揺るがすものであり、国中のファンを悩ませることになるでしょう。関係するクラブは、行動を起こす前に、ファンやサッカー界全体に説明すべきだ」

さらにフランスのエマニュエル・マクロン大統領(43)もフランス1部パリ・サンジェルマンがこの日発表されたスーパーリーグに加わっていなかったことを踏まえて「連帯の原則とスポーツの長所を脅かす欧州スーパーリーグ構想にフランスのクラブが参加を拒否してくれたことに歓迎の意を表明したい」と声明を発表。サッカー界を超えて波紋が広がっている。

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