医療ひっ迫地域から病気の親族呼びやすく、県がホテル代助成へ

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島根県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大で医療体制が逼迫(ひっぱく)している大阪府と兵庫県に住み、基礎疾患がある島根県出身者を対象に、県が一時帰県のホテル代を助成する制度を設ける。3日まで首都圏在住者を受け入れた制度と同じ仕組みで、重症化リスクの高い心臓病や糖尿病を抱える親族を県民が呼び寄せやすくし、不安解消につなげる狙い。21日から受け付けを始める。

 大阪府と兵庫県は「まん延防止等重点措置」が適用され、コロナの確保病床に対する全入院者と重症患者の使用率がいずれも50%以上になったことを受け、対象地域とした。今後、基準を満たせば地域を追加する。

 県民の2親等以内の親族やその家族が対象で、経過措置として最短1週間、最長2週間、県内4市で指定の宿泊施設で過ごしてもらい、費用の半額(1泊当たり最大5千円)を助成する。宿泊期間は4月24日~6月2日までで、約100人分の事業費約600万円を確保した。

 東京など首都圏1都3県在住者を対象に2月から約2カ月間受け入れた際は、9件10人の利用があった。丸山達也知事は「セーフティーネットとして用意した。環境を整えることが安全安心につながる」と強調した。

 制度の申し込み先は、宿泊地が松江、出雲両市の場合が一畑トラベルサービス、電話0852(21)3021。浜田、益田両市の場合が石王観光、電話0855(22)2222。いずれも、日曜と祝日を除く午前9時~午後6時に対応する。