インディカーデビュー戦のトップ10フィニッシュに満足のグロージャン「ローリングスタートは綺麗にはいかなかった」

 バーバー・モータースポーツパークで開催されたNTTインディカー・シリーズ開幕戦。予選7番手から決勝に挑んだ元F1ドライバーのロマン・グロージャン(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・RWR)は、10位でインディカー・デビュー戦を終えた。

 予選であと一歩Q3進出を逃したグロージャン。予選7番手から2列縦列のローリングスタートであるインディカースタイルのスタートを経験。

 序盤の2度のセーフティカースタートもしっかりと順位をキープすると、2ストップ作戦を選択。5番手まで順位を上げると、33周を走行し最後に最初のルーティンピットストップ作業を受けた。

 上位陣のペースには及ばなかったものの、その後も最後までトラブルなく90周を走り抜け、10位フィニッシュ。デビュー戦をトップ10フィニッシュと上々の結果で終えた。

「NTTインディカー・シリーズの最初のレースで、トップ10フィニッシュができ、とても満足しているよ」とグロージャン。

「今日はたくさんのことを学んだ。ローリングスタートは綺麗にはいかなかったね。少し引っ掛かったけど、慣れるだけだよ。簡単ではないんだ。正しいタイミングを取らないといけないんだけど、楽しかったよ」

「今度はセントピートでのレースだけど、そこではもっとうまくやりたいね」とデビュー戦を振り返る。

 連戦で予定されているインディカー・シリーズ。次戦は、3月の開幕戦予定だったセント・ピーターズバーグ市街地でのストリートコースが舞台だ。

同じフランス出身のセバスチャン・ブルデーでくつろぐグロージャン
ポールからスタートしレースをリードしたパト・オワード

© 株式会社三栄