【NBA】本契約の渡辺雄太 ラプターズは公式ツイッターで「勝ち取ったもの」

ラプターズと本契約した渡辺雄太(ロイター)

米プロバスケットNBAのトロント・ラプターズは19日(日本時間同日)、渡辺雄太(26)とレギュラー契約を結んだことを発表した。

これを受けて渡辺は自身のツイッターで「努力し続けた甲斐がありました! 更に上を目指してもっともっと頑張ります! 今後も応援よろしくお願いします!」とコメントした。

契約の詳細は公式発表されていないが、米メディア「フープ・ルーモアズ」などによると、来シーズンの保証はされていない。ただしシーズン前のキャンプで解雇されることなく最後まで残れば、レギュラー契約の選手としてメンバーに入れるという。

メンフィス・グリズリーズとツーウェー契約で2シーズンを過ごした渡辺は、今シーズン前のキャンプには開幕時の保証のない「エキシビット10契約」で参加していた。

その後、開幕前に下部Gリーグと行き来することのある「ツーウェー契約」を結び、これまで39試合に出場して平均4得点、3・3リバウンド。16日(日本時間17日)のオーランド・マジック戦で自己最多となる21得点をマークした。

今シーズン残り期間の給料は32万1893ドル(約3476万円)。ツーウェー契約の基本給は7万7250ドル(約834万円)で、NBAに昇格した試合数に応じてボーナスが支払われる。渡辺はこれまでに35万9939ドル(約3887万円)を稼ぎ、レギュラー契約を結んだことによって、このままツーウェー契約でいるよりも収入は約23万ドル(約2484万円)増えることになるという。

ラプターズは公式ツイッターで渡辺が契約書にサインする写真とともに「夢がかなった」「これは与えられたものではない。勝ち取ったものだ」とこれまでの努力を評価する記事を掲載した。

次戦となる21日(日本時間22日)のブルックリン・ネッツ戦でどんなプレーを見せてくれるかが楽しみだ。

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